第36回県少年ソフトボール夏季大会

7月20日(月・海の日)

 神奈川県内の大会では最も多いチーム(64チーム)が参加する夏の県大会の開幕です。前半戦のメインイベントとなります。
 一昨年、フレンズは、初の決勝進出、準優勝を果たしています。なんとかそこまで到達したい、そんな気持ちで臨んだ大会でしたが、その気持ちを最後まで維持できるか、高めることができるか、このことが一番大切であることを学ぶ大会となりました。

1回戦 VS 南足柄ゴールドべアーズ(西湘) 【酒匂川SP広場】
 ゴールドべアーズさんとは、フレンズの歴史の中でも、初めての対戦ではないかと思います。相手投手は、西湘代表チームでも投手をやっており、どのような試合展開になるか全くわかりません。
 フレンズの先攻で始まった初回、先制攻撃に成功します。1アウト後、2番洸樹、3番絹一朗の連続ヒットでチャンスを作ると、4番旭の3塁打で2点を先制します。その後、5番絢一朗のセカンドゴロの間にもう一点追加、幸先良く3点を先制します。上位の6年生を中心に打線に火をつけます。
 2回表も9番奏哉がセカンド内野安打で出塁すると続く1番、2番で1アウト2・3塁までチャンスを広げます。ここで3番絹一朗の左中間の3塁打。さらに4番旭が2塁打とクリーンアップが機能します。
 その後も着実に加点し、14安打で毎回得点の17点。守っては、旭のノーヒットノーラン。17対0で2回戦進出を決めました。

 
フレンズ 3

3

2 1 8 18
G・ベアーズ 0 0 0 0 0 0


2回戦 VS やまがらソフト(厚木)
 2回戦の相手は、やまがらソフトさんです。1回戦では、横須賀の湘南山手シーガルズさんと、とてもひき締まった試合を展開していました。投手もなかなかの好投手です。また、とても身体の大きなキャッチャーもおり、初めての対戦ではありますが、力のあるチームとの印象を受けました。県大会は、これまで全く対戦したことのない相手と対戦するという楽しみと難しさがあります。
初回、後攻のフレンズは、1アウトから洸樹がライトへ3塁打を放ちます。3番絹一朗が死球で続くと、4番旭は右中間へのフライ。センターが追いつくも捕球できず、1点を先制します。引き続き1アウト2・3塁の場面、5番絢一朗は、しっかりとショートに転がし、3塁ランナーを返し、2点を先制します。
 続く、2回も7番悠生のレフトオーバーの3塁打等で1点を追加。3回には、4番旭の2塁打を5番絢一朗のレフトへのヒットで返すなど、着実に追加点を奪っていく、理想的な展開です。
 守っては、エース旭が3回までにエラーのランナー1人しか出さない見事なピッチング。このランナーも、キャッチャー絹一朗が、盗塁を刺すなど、よく守ります。4回にツーランホームランを打たれるものの、フレンズは5回にも4点を追加し、9対2で3回戦(二日目)進出を決めました。
 1回戦、2回戦では、見事な先制攻撃で先取点を奪い、旭のピッチングをはじめ、守備も安定し、内容の良い勝ち方ができました。

 
やまがら 0

0

0 2 0

2

フレンズ 0 0 0 9 4 9


7月25日(土) 大会2日目
 今日も、異常なくらい暑い一日となる予報です。暑さに負けず、体調や集中力を維持できるかどうか、この暑さも十分に気をつけなければならない相手です。

3回戦 VS 温水ソフト(厚木)  【酒匂川SP広場】
 3回戦の相手は、温水ソフトさん、2回戦のやまがらソフトさんに続いて、厚木のチームになりました。
 序盤3回までは、お互いにランナーを出すも得点につなげることができず、無得点。
 4回表、フレンズの攻撃5番絢一朗からの攻撃。初球を振り抜きレフト前ヒット。この試合初めてノーアウトからのランナーが出ます。続く、涼太、悠生と四死球で続くと、バッテリーエラーや8番りょうすの内野ゴロの間に得点し、先制します。この回、ヒットはわずか2本ですが、ゴロでつなぐ攻撃が、相手のミスも誘い、打者12人を送る攻撃となり、一挙7点を奪います。
 5回にも、絹一朗の今日4本目となるヒットなどで3点を追加し、10対0で勝利。ベスト8!準々決勝進出を決めました!!

 
フレンズ 0

0

0 7 3

10

温水ソフト 0 0 0 0 0


準々決勝 VS 小矢部さくら子供会
 ベスト8に進出し、相手は小矢部さくら子供会さんです。横須賀を代表するチームの一つです。猛暑の中の連戦、難しい試合になることは間違いありません。
 先攻のフレンズ、初回、1番迅太が内野安打で出塁するも、2番洸樹のセカンドゴロで入れ替わり、1アウト1塁となります。盗塁後、3番絹一朗の内野ゴロで3塁に進み、2アウト3塁。これから先の試合は1点、1点がとても大事です。なんとか先制したいところ、4番旭の打球はショートへ。送球ミスがあり、1点を先制します。
 その裏、先頭バッターにライト前ヒットを打たれ、ピンチを迎えるも、なんとかしのぎます。
 2回、3回、4回はお互いにチャンスらしいチャンスを作ることができず、無得点のまま、試合が進んでいきます。
 ここから先は、我慢比べです。試合に集中し、我慢しきれるかどうか、そういう試合展開になってきました。しかし、今日は、試合とは別に我慢をしなければならない相手がいました。暑さです。記録的な猛暑の中、集中力を維持することは、並大抵のことではありません。でも、相手チームよりも先に少しだけ、心が緩んでしまったのかもしれない、そんな場面を迎えてしまいます。
 5回裏、小矢部さんの攻撃。5番からの打順。詰まった打球でしたが、1・2塁間を破られ、ライト前ヒットで出塁を許します。続く6番のバント処理にミスが出て、ノーアウト1塁・3塁になってしまいます。7番バッターの初球。これまで我慢を続けていた旭にまさかのワイルドピッチ、同点とされます。打順は下位打線、ここで切り替えることができれば、同点のまま終盤戦に入ります。しかし、7番バッターの打球は、ライト前に落ちます。ライトゴロになるも、3塁ランナーはホームに還り、逆転を許してしまいます。
魔物に取りつかれたような5回裏の守りでした。打球に対する反応が遅れたこと、何回も繰り返し練習してきたバント処理にミスが出たこと、安定していたバッテリーにミスが出たこと。なぜこの回にミスが集中してしまったのか、ベンチを含めチームの一人一人が、なぜこの回のミスを止めきれなかったのか。新チームになって初めての新人戦。12回を闘いきった市少連春。横須賀の強豪との厳しい試合を戦ったウスイホーム杯と勝利してきた時と何かが違った、そんな感じがします。何か足りなかったことがこの試合のフレンズにはあったのだと思います。それが、慢心なのか、努力不足なのか、我慢不足なのか、弱気なのか、道具の準備や後片付けといった普段の心構えがなっていなかったのか。。。その答えを1人ひとりが見つけることが大事だと思います。
 試合は、結局、そのまま、1対2で敗れ、ベスト8で今大会を終えました。準決勝、決勝はすべて1対0の試合でした。我慢に我慢を重ねたチーム(=さくらソフトさん(厚木))が優勝しました。
ベスト8はすばらしい成績です。でも、まだ進むべき道ができました。ベスト8という成績よりも、まだ、進むべき道、探すべき道があることをソフトボールの神様が教えてくれたのかもしれません。
ソフトボールは、グランドに出ている9人だけがやるスポーツではありません。名監督や名コーチ、1人のスーパープレーヤーがいれば勝てるスポーツでもありません。グランドにいる選手、ベンチで応援する控え選手、監督、コーチ、後援会、全ての人の心が同じ方向を向いた時、ソフトボールの神様は振り向いてくれるのでしょう。
 間違いなく、技術は身に着いて来ています。でも、その技術を出し切るには、チームメイトの応援が必要です。厳しい環境に負けない心の強さが必要です。ピンチの時に支え合える仲間が必要です。チャンスの時に力をくれる仲間が必要です。
 さぁ、仲間(=Friends)とともに、もう一度、歩き出そう!
 2015シーズンも、いよいよ後半戦!
「声を出せ!」「下を向くな!」「全力プレー!」
 チームみんなで考え、話し合い、行動する、「チーム・フレンズ」が一戦、一戦全力で戦う姿に、乞うご期待!!!!!!

平成27年 第36回 神奈川県少年ソフトボール夏季大会
 準々決勝

 
フレンズ 1 0 0 0 0 0 0 1
小矢部さくら 0 0 0 0 2 0 × 2

 

2023.1.6

予定表更新

 

 

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