学区大会

1月10日(日)【能見台中央公園】

 年が明け、いよいよ今シーズンも最終盤に入ってきました。残る大会も2大会。その第一段、学区大会です。
学区大会は、チームの枠を超え、所属する小学校毎にチーム編成します。このため、チームによっては、いろんなユニフォームが並ぶこともありますが、金沢区の最も横須賀寄りの瀬ヶ崎小は、瀬ヶ崎フレンズの単独チームで臨むことが出来ます。
しかしながら、組み合わせは、夏の市少連決勝で逆転負けを喫し、ドリームカップ準決勝でも接戦を演じたブラックナインを中心とする能見台小学校との初戦を始めとして、目標とする優勝旗を手にするためは、強豪から勝利しなければならない厳しい組み合わせです。さあ、どんな大会になるのでしょうか?

 

1回戦 VS 能見台小(ブラックナイン)
 フレンズは、後攻です。
 1回の表、能見台小の攻撃、エース旭の様子がいつもと違います。「自分たちのシーズンが終わりに近い」、「目標である優勝になかなか届いていない」、「なんとか優勝しなければ」、「親の期待に応えたい」等々、いろんな思いがあったのでしょう。その姿は、1年以上前、5年生の頃、まだ、自信がなく、一球一球投げるたびにベンチを見ていた頃の旭の姿でした。二つの四球と2本のヒット、バッテリーエラーもあり、3点を奪われます。シーズン最終盤のプレッシャーか?学区大会は初戦敗退となるのかなぁ、という思いが頭をよぎります。
 しかし、この緊張感は相手の能見台小も一緒だったのかもしれません。1回裏に、同じく2つの四死球と2本のヒットで同点に追いつきます。
 このことでエース旭が戻ってきました! 2回以降は、いつもの安定したピッチング。攻撃の方も、2回裏には、先頭バッターの8番りょうすが初球をセカンドにゴロを転がし、相手の失策を誘いチャンスを作ります。9番涼太がバントで送り、1アウト2塁のチャンスで迎えた1番主将絹一朗! ツーボールからの3球目、詰まりに詰まった打球でしたが、レフト前に運び1点を追加、リードを奪います!
 3回裏の攻撃でも、2アウト3塁のチャンスにまたも8番りょうす。フルカウントからの6球目、またも食らいついた打球は、ショートへの高いバウンドのゴロ、相手のミスを誘います。これで5点目を奪うと、試合は調子を取り戻した旭の好投もあり、5対3で勝利することができました。
 この試合は、りょうすの粘りが試合を決めました。りょうすは、ただ一人、学区外からフレンズに通い続けました。苦しい展開の中でりょうすの頑張りで勝利できました。これまで、試合の主役になることが、あまりなかったかもしれませんが、この試合の立役者はりょうすだったといえると思います。

 
能見台小(ブラックナイン) 3

0

0

0

3
瀬ヶ崎小(フレンズ) 3 1 1 × 5

 

2回戦 VS 八景・文庫小
 2回戦は、大川ビーバーズを中心とした八景・文庫小です。落ち着きを取り戻したこの試合は、初回に旭の本塁打が出るなど、着実に得点を追加したフレンズは5対0で勝利しました。準決勝進出です。旭のピッチングも安定感を見せ始めました。2日目の準決勝に進出することができました。

 
八景・文庫小(ビーバーズ等) 0

0

0

0

0

0
瀬ヶ崎小(フレンズ) 1 2 1 0 1 5

 

準決勝 VS 六浦小
 準決勝は、スネークスを中心にレッドソックスなど、いくつかのチームの合同チームです。スネークスさんとは、春の大会の緒戦、苦しみながらサヨナラ勝ちをした試合や、合同練習をやったことが思い起こされます。そのスネークスにレッドソックスの5年生キャッチャー等が加わった六浦小チームとの対戦となりました。
 試合は、0対0で迎えた3回2つの四死球と6年生4人による4本のヒットを集中し、5点を先制。その4本のヒットの中には、この日2番に入った洸樹のバントヒットがありました。洸樹は抜群に脚が速いのですが、それを活かしきれていなかったような感じがありました。しかし、この最終盤の試合でその脚の魅力を見事に魅せてくれました。このバントヒットが瀬ヶ崎小に勢いをつけました。洸樹のGoodJob!を足がかりに六浦小から勝利し、決勝進出です!
 相手は釜利谷東・金沢小(フェニックス)です!!!!

 
六浦小(スネークス等) 0

0

0

2

0

2
瀬ヶ崎小(フレンズ) 0 0 5 4 × 9

 

決勝 VS 釜利谷東・金沢小(釜利谷フェニックス)
 決勝戦は、釜利谷東・金沢小です。釜利谷フェニックスを中心としたチームです。両チームともいつものチームがそのまま、学校代表として出場するような形になっており、まさしく、フレンズ対フェニックスという試合になりました。
 先攻はフェニックス。初回、1番の強打者を四球で出してしまいます。早速、盗塁を仕掛けてきますが、キャッチャー絹一朗のドンピシャ、ストライク送球でこれを阻止します。このところの絹一朗のスローイングは安定感を増してきました。これでいい流れかとおもったところ、続く2番打者に四球を出すとエラーも絡み、1点を献上してしまいます。
 1回裏、フレンズの攻撃。この試合、フェニックスの先発はいつものエースではなく、2番手の投手です。とはいえ、スピードもありいい投手です。先頭絹一朗が四球を選ぶと3番旭のセンター前ヒット、バッテリーエラーもあり2点を奪い、逆転します。
 2回表、フェニックスの攻撃。1アウトから内野安打で出したランナーを1番の強打者のレフトへの安打で返され、同点に追いつかれます。
 3回からは、フェニックスはエースをマウンドに送り込み、両投手の投げ合いが続きます。やはりフェニックスとの試合は、こういう展開になります。
 そして、6回からはタイブレーカーに入りました。
 6回表のフェニックスの攻撃。4番バッターにタイムリーツーベースを許し、1点をリードされます。その裏、なんとか追いつきたいフレンズ。4番、5番と連続三振に取られ、ツーアウト。ここでバッターは6番迅太。春のシーズンでのフェニックスからの勝利には、迅太のヒットが絡んでいました。さあ、再び、迅太のバットが火を噴くか。期待がかかる場面で迅太は見事センター前ヒットを放ち、土壇場で同点に追いつきます!!!
 熱い熱い両チームの戦い、シーズン最終盤でもこんなに熱い試合を展開する両チームの選手たち。応援の声も一段と大きくなっていきます!
 7回表。1アウトランナー2塁の場面。バッターは1番の強打者です。故意四球を選んでもおかしくない場面ですが、敢えて「真っ向勝負!」を選択します! 頑張れ、旭!
 2ボール1ストライクからの4球目。渾身のストレートはジャストミートされてしまいます。高い放物線を描いて飛んだ打球は、フェンスを越え、ツーランホームラン・・・
 ・・・とても清々しい勝負でした。悔しい思いもあるけれど、この勝負は、選手ひとりひとりの糧になる勝負だったと思います。
 さあ、残るは送別大会のみ。もう一度、フェニックスとの対戦を果たすためには、決勝戦まで進まなければなりません。レッド、エイトというライバルチームに勝たなければ、フェニックスとの再戦はありません。
 そこにどのようなクライマックスが待っているのか?
2015瀬ヶ崎フレンズも、最終章を迎えます!!

 学区大会決勝戦
釜利谷東小(フェニックス) 1

1

0

0

0

1

2

5
瀬ヶ崎小(フレンズ) 2 0 0 0 0 1 0 3

※6回以降はタイブレーカー方式による。

2023.1.6

予定表更新

 

 

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