送別大会

1月16日(土)【能見台中央公園】

いよいよ最後の大会が来てしまいました。送別大会です。
様々な思いを胸に開会式を迎えます。この開会式では、フレンズの主将、絹一朗が選手宣誓をします。

  宣誓
 僕たち選手一同は、今年一年間うれしい思いや、悔しい思いをして、それをバネに、一生懸命練習してきました。そうやって、ソフトボールができるのは、お父さん、お母さん、監督、コーチなどいろいろなひと達が、僕たちを支えてくれるからです。この、今年最後の大会、送別大会では、その、僕たちを支えてくれた、全ての人たちに感謝し、感動をあたえられるよう、練習の成果を発揮し、最後まであきらめず、がむしゃらにプレーすることをちかいます。
平成28年1月16日 
 選手代表 瀬ヶ崎フレンズ
  主将 飯野 絹一朗

選手も、親も、監督、コーチも、悔いのない、精一杯の大会にしたい、そういう思いで、送別大会がスタートしました。


1回戦 VS レッドソックス
レッドソックスさんとは、ジュニア大会の準決勝で大差で敗れた試合、ウスイホーム杯の準決勝等々、常に決勝に至るまでの壁であり、ライバルとして闘ってきました。5年生が多いチームですが、徐々に力が安定してきています。
2回表、レッドの攻撃。ヒットと四球、エラーで満塁のピンチを迎えたところで、押し出しの先制点を与えます。
2回裏フレンズの攻撃。5番から始まったこの回、悠生が死球で出ると、続く迅太の打球はショートへ。これが難しいバウンドとなり、相手エラーを誘います。7番奏哉の送りバントが見事に成功し、バッターランナーもセーフとなって、ノーアウト満塁のチャンスを迎えます。しかし、無死満塁は得点が入りにくいとは言ったもので、続く、8番、9番が抑えられ、ツーアウトまで来てしまいます。ここでバッターは1番絹一朗。追いついておきたい場面、1ボール2ストライクまで追い込まれます。4球目、セカンド正面のゴロですが、魂がこもった打球は、わずかにバウンドも変わったか、エラーを誘って同点に追いつきます。さらに2番洸樹の小フライが太陽と重なり、ラッキーな形で、2対1と逆転します。
3回表には先頭バッターにツーベースを打たれ、ピンチを迎えますが、旭が二つの三振を奪い、ピンチを切り抜けます。
追加点の欲しい3回裏、ツーアウトながら1・2塁の場面で、バッターは、りょうす。先週の学区大会からりょうすのバットが、幸運を運んできています。この場面でりょうすが打った2遊間への打球は、セカンドが追いつくも捕球に至らず内野安打を奪います。これで3対1。大きな追加点を奪います。
試合はこのまま、3対1でフレンズが振り切り、2回戦進出を決めました。

 
レッドソックス 0

1

0

0

1
フレンズ 0 2 1 × 3

 

2回戦 VS 六浦台ジャガーズ
ジャガーズさんは、学区が隣で、グランドを確保できない時には、練習場所(スポ広)を貸していただきました。大会での対戦は少なかったのですが、とてもお世話になったチームです。
試合は、5本のヒットと四球を絡め、13点を奪います。守っては旭が9者連続三振を達成し、13-0で準決勝進出を決め、最終日まで残ることができました。

 
ジャガーズ 0

0

0

0
フレンズ 1 12 × 13

 

1月17日(日)【能見台中央公園】
準決勝 VS 西富エイト
エイトさんも、必ず、大事な局面で対戦するライバルです。秋季大会でタイブレーカーの末、敗戦を喫した試合を忘れることができません。「悔しい思いをして、それをバネに、一生懸命練習してきました。」もう一度優勝旗を手にするためには避けて通ることのできない相手です。
試合は意外な展開となります。初回、先頭の6年生絹一朗の三塁への内野安打を2番6年生洸樹がバントでしっかり送ると、見事なコントロールと緩急をつけたピッチングが持ち味の相手エースが3番旭、4番絢一朗の二人の6年生を死球で歩かせます。ここで5番悠生は三振に取られますが、6番は6年生迅太。初球から積極的にスイングした迅太の打球は、詰まりながらもセカンドの後方へ。相手セカンドもグローブに当てるも収まらず、2点を先取します。さらに、8番6年生りょうすの初球にまさかのバッテリーエラーで3点目を奪います。なぜか得点につながる全てのプレーに6年生が絡み、貴重な3点を先制できました。
守っては、旭-絹一朗のバッテリーが奪った7つの三振を含め、12のアウトのうち、11アウトは6年生のプレーでアウトを取るなど(残りの1アウトは旭の弟りょうたへのセカンドフライ)、要所要所で6年生の活躍が光る試合となりました。
試合は、4-0で勝利し、最後の大会、決勝戦に進出することができました。最後の最後の試合まで勝ち残った選手たちの頑張りは、6年間一緒に過ごしてきたことを誇りに思わせてくれるものでした。

そして、決勝戦の相手は、「釜利谷フェニックス」。選手たちも、監督も、コーチも、お母さん達も、このシチュエーションを期待し、選手たちの頑張りがそれを実現してくれました。
さあ、どんなクライマックスが待っているのか、乞うご期待!!!!!!

送別大会 準決勝
エイト 0

0

0

0

0
フレンズ 3 0 1 × 4

 

決勝 VS 釜利谷フェニックス
「決勝戦」、「釜利谷フェニックス」。この言葉を何度書かせてもらったことでしょう? 誰もが認めるライバル、そう言ってもいいと思います。そして、選手たちがそのことを強く意識しているのかもしれません。
最後の対戦を楽しんでほしいと思いながらも、最後は勝ちたい!という熱い気持ちも湧いてきます。
試合に先立ち、両チームの選手の名前が呼ばれます。フレンズの6年生、「絹一朗」、「洸樹」、「旭」、「絢一朗」、「迅太」、「凌祐」、この6人の名前が揃って能見台中央公園に響くのも、これが最後です。両チームの選手には、全てをぶつけて戦ってほしい。いよいよ、最後のプレーボールです。。。
1回の表、フェニックスの攻撃
先頭の強打者、りゅういち。これまで何度も痛い目に会って来ました。でも、それに負けないくらい、三振も、盗塁アウトも奪って来ました。最初の打席は、やや甘いボールでしたが、ライトフライに打ち取ります。2番たいち、3番だいきちをエース旭が連続三振に打ち取ります。
1回の裏、フレンズの攻撃
先頭の絹一朗が四球で出塁します。さらに3番の旭も四球を選ぶと、5番迅太の初球にワイルドピッチ。ツーアウト2・3塁の場面を迎えますが、迅太も7球投げさせるも三振に抑えられます。2つの四球を選ぶも、2番洸樹、4番絢一朗、6番迅太が、三振を喫するという初回となりました。
2回は、両チームとも3者凡退に終わります。
3回裏、フレンズの攻撃
先頭の9番涼太がライト前にしぶとく転がるヒットを放ちます。1番の主将絹一朗がしっかりとバントで送り、1アウト2塁をつくります。ここでバッターは2番洸樹。誰にも負けない俊足でありながら、なかなかそれを活かしきれなかった時期もありました。しかし、この場面で洸樹はしっかりと転がします。これを相手エースりゅういちが珍しくエラー。ワンアウト1・3塁のチャンスとなります。ここでバッターは旭。5年生からりゅういちと旭は、金沢区の代表チームに入り、競い合って来ました。フレンズの応援が最高に盛り上がります! しかし、りゅういちが力を発揮します。旭を3球三振に打ち取ります。これでツーアウト。バッターは4番絢一朗。あの市少連春決勝、延長12回の激戦に決着をつけた絢一朗。まさか4番でこの場面を迎えるとは本人は思いもしなかったでしょう。りゅういちの速球に負けじと積極的に打ちにいきますがキャッチャーフライ。フェンス際の難しいフライでしたが、フェニックスキャッチャーたいちがナイスキャッチします。0対0のまま、4回に入ります。
4回表、先頭バッターは、りゅういち。旭が投じたアウトコースのストレートを踏みこんでとらえた打球は、レフトフェンスを越えます。0-1フェニックスが1点リードします。
5回はお互いに無得点。
6回表、フェニックスの攻撃。
1アウト後、りゅういちの3打席目を迎えます。前の打席、初球チェンジアップから入っていることを意識していたのでしょう、初球のチェンジアップを引きつけて叩いた打球は、再びレフトフェンスを越えてしまいます。0-2。この回、さらに、フェニックスの4番えいしんの二塁打、5番りんの内野安打で1点を追加され、0-3。フレンズ6回裏の攻撃を迎えます。
2番洸樹から始まった攻撃も、絢一朗が四球を選ぶものの、ツーアウトランナー1塁。バッターは迅太。3球しっかり振り切って三振。……ゲームセット。
最後の大会、最後の試合も、胸が張り裂けそうなくらいのドキドキと、溢れてくる涙を止められないくらいの感動を、両チームの選手にもらいました。
子供たちは、親の想像をはるかに越えて、成長していました。
絹一朗の選手宣誓を選手みんなが現実のものにしてくれました。そんな選手たちに感謝したいと思います。そして、この幸せな時間が、親にとっては日々の生活の活力となり、子供にとっては未来への力になり、親と子の、そして選手同士の強い強い絆を作ってくれたことにもう一度、感謝したいと思います。

送別大会 決勝
釜利谷フェニックス 0

0

0

1

0

2

3
瀬ヶ崎フレンズ 0 0 0 0 0 0 0

 

表彰式の後、恒例の写真撮影が行われました。各チームの写真撮影が終わると、フェニックスのメンバーが一緒に写真をとろうと声をかけてくれました。ライバルはいつしか仲間になっていました。一緒にフレームに収まる仲間たちの姿がそこにありました。・・・・・・最後まであきらめず、がむしゃらにプレーしたことに、ソフトボールの神様は最高のプレゼントを贈ってくれました。それは、仲間(=Friends)です。
そして、最後の送別大会、フレンズの応援席には、たくさんのお父さん、お母さん、おとうと、いもうと、おじいちゃん、おばあちゃん、小学校のクラスメイト、そしてフレンズOB・OG、たくさんのFriendsが集まって、応援してくれました。
「 絹一朗! 旭! りょうす! 絢一朗! 迅太! 洸樹! 」 
君たちの頑張りが、こんなにたくさんの人たちの心を惹きつけたんだよ。そして、こんなに多くの人たちがいてくれたから、君たちはフレンズでソフトボールを続けることができたんだよ。たくさんの仲間を作ることができたんだよ。だから、感謝の気持ちを忘れずに。。。 そして・・・ありがとう!!!

フレンズの仲間たち、ライバルの仲間たち、そしてフレンズのみんなの未来に、どんなドラマが待っているのか!!!
乞う、ご期待!!!!!!

2023.1.6

予定表更新

 

 

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